読了「頭のいい子に育てる3歳までに絶対やるべき幼児教育」
教育系の本を読んだ備忘録をまとめています。
参考になったところや感銘を受けたところ、知らなかった情報などを中心に記述しています。
読むかどうかのご参考になれば幸いです!
今回ご紹介するのは「頭のいい子に育てる3歳までに絶対やるべき幼児教育」
著者の佐藤亮子さんは4人のお子さんのお母さんで、全員が東大理Ⅲを合格!
そんな佐藤さんがされていたこと、意識していたことなどが書かれています。
ざっくりとした感想は「そりゃ〜お子さんも東大に行くわ😂」という感じですが、自分でも真似できそうなところを中心にメモをしました。
【こんな方にオススメ】
・家で出来る知育を学びたい
・自発的に勉強する子に育って欲しい
・地頭のいい子の家庭環境を知りたい
・妊娠中、産後すぐの方にもオススメ
【概要】
- 絵本1万冊・童謡1万曲
- 3歳までは修行
- 子どもの野生と理性
- 読解力を身につけさせる
- 英語学習よりも……
- 得た知識を活用するには
- リビングがもたらす影響
- 1人の人として接する
- 褒める理由を伝える
- 聞き上手になる
絵本1万冊・童謡1万曲
3歳までに絵本1万冊・童謡1万曲を聞かせることを目標にした筆者。
子どもの中に言葉を入れるために行った。
それがゆくゆくの読解力につながっていく。
(※これについては本書の全編を通して説明されているのでご自身で読んでご確認いただきたい)
3歳までは修行
3歳までは我慢してみようと決めた筆者。
ダメという言葉を使わないでやめさせるにはどのような言葉を使えばいいのかを考える場面が多々。
感情的に怒らないように、3年間は修行僧のような気持ちだった。
子どもの野生と理性
子どもには「野生」と「理性」があり、言葉がその子の中に入れば入るほど理性の割合が増えていく(悪い意味での野生が減っていく)。
体の中に言葉が入れば入るほど、感情が落ち着き、言葉で感情を表現できるようになる。
だから筆者は言葉のシャワーを浴びせるために、絵本や童謡を重要視している。
読解力を身につけさせる
大人の読解力を身につけるためには、幼い頃からたくさんの言葉や活字に触れること。
読解力には人間の感情面を理解することも含まれる。
喜怒哀楽などの人間の原始的な感情は3歳までに身につけさせたい。
原始的な感情が身についていれば複雑に絡み合った感情を読み解く力につながる。
英語学習よりも……
英語学習よりも、まずは国語(母国語)が優先。
日本語と英語は文字も文法も違うので、母国語をしっかりさせる方を優先させる。
流暢な発音も魅力的だが、それよりも何を話すかの方が大切。
中身のないことをネイティブのように話せても相手にされない。
日本語で人間の基礎を作り、英語はあとから身につけさせる。
得た知識を活用するには
子どもが得た知識を使えるものにするには、本物に触れさせることが大切。
図鑑などを持ち歩いておくと、図鑑の中の知識と現実世界のものがリンクする。
リビングがもたらす影響
リビングに置くものは子どもへの影響が高い。
手に取れるところに絵本を置いておいたり、お母さんも本を読む姿勢を見せれば自然と読む空気感が生まれる。
リビングに何が置いてあるのかはいま一度確認しておきたい。
お母さんが新聞を読むことも、活字が身近な存在となるために大切。
時事問題を簡潔な内容でたくさん知れるのも良い。
1人の人として接する
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」呼びはせず、「◯◯ちゃん」などいつも統一した呼び方で。
怒るときだけ呼び捨てにするなどもせず、同じ呼び方のまま。
「お兄ちゃんだから」「女の子だから」と区別せずに、接し方も兄弟平等にする。
褒める理由を伝える
単に「えらいね」よりも、「この前と比べてここまで出来るようになったんだね、えらいね」など。
お母さんがちゃんと見てくれていることが子どもに伝わるので、信頼関係が生まれる。
聞き上手になる
聞いてくれる人がいると子どもは話し上手になる。
また話を聞いてもらいたくてネタを探すようにもなるし、ゆくゆく口に出していることを記述するときにも役立つ。
笑って受け止めて聞き、リアクションは大げさに。
また、否定もできるようにさせておくと、困ったことがあって相談したいときに話しやすい相手だと思ってもらえる。